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【工芸品】鯨歯

鯨歯イメージ 装身具

鯨歯と書いて、「ゲイシ」と読みます。
鯨の歯は、昔から福を呼ぶ・長寿の縁起物とされ、工芸品として人気があります。

鯨歯の帯留の例

上の画像は、鯨の歯の工芸作家「泉舟」さんの策なので、鯨歯を素材とした帯留めと思います。

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工芸品素材としての鯨歯

鯨歯は、マッコウ鯨の歯が素材として有名です。
滑らかなアイボリーカラーで、使い続けるうちに色味が、味わい深く変化してゆく素材とのこと。

象牙よりも硬いので、彫刻には卓越した技術が必要なのだそうですよ。

しかしながら、現在は材料の入手はもう不可能となっているので、昔からの在庫を小出しにして作品作りをされているようです。

1988年、鯨の商業捕鯨が禁止され、供給がストップしました。 それまでは、水産業者さん等から、歯の仕入れができたそうです。

限りのある原料を使っての、手彫りなので、後継者を育てることも難しいのだと書かれている2010年の記事を見つけました。 それから10年近く経っている訳ですが、「この素材を手に入れる方法はない」というのは、現在でも変わっていないようです。

和装小物としての鯨歯の工芸品

鯨の歯を使った和の装身具は、帯留め・根付・簪・羽織紐などがあります。
昔でしたら、扇子の親骨なんかにも使われていたかもしれません。

保管は、直射日光の当たらない場所で。 水で洗っても問題ないですが、金属等他の素材が付いている場合には、別の素材・接着剤や塗料について確認をしてください。

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