袖付(そでつけ)は、身頃と袖を縫い合わせてある部位のことです。(又は縫い付けること)
女性や子どもの着物の場合は、肩山を中心として身八ツ口まで。
男性の着物には身八口が無いので、人形の上の袖付け止まり~肩山~人形の上の袖付け止まりまでです。
袖付けに縫い込みがあれば、裄出しできる
下の写真は、夏の絽の単衣を裏側から見たものです。 緑矢印の部分が袖付けですね。
肩山で見た時に、この袖付け部分の縫い代に余分の縫込みがある場合には、裄出しができます。
袷の着物の場合には、胴裏で袖付けの縫い合わせ部分が隠れていて見えないので、慣れないと解かずに判断するのが難しいのですけれど。
生地の厚さや素材感にもよりますが、大体身頃側で1.5cm、袖側で1cmあれば袖付けが縫えるので、それ以上の縫い代があれば、その分出せるという感じです。(肩幅・袖幅を長くできます)
この着物のように、耳が内側に折り込まれて「三つ折りぐけ」されていると、解いてみないことには「どのくらい入っているか?」が正確にはわかりませんけど。
リサイクル着物を買う時には、「裄出しできるか?」は大事なチェックポイントのひとつなので、参考となさってみてください。
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