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【部位名称】袖付(そでつけ)

袖付け きもの部位名称

袖付(そでつけ)は、身頃と袖を縫い合わせてある部位のことです。(又は縫い付けること)

女性や子どもの着物の場合は、肩山を中心として身八ツ口まで。
男性の着物には身八口が無いので、人形の上の袖付け止まり~肩山~人形の上の袖付け止まりまでです。

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袖付けに縫い込みがあれば、裄出しできる

下の写真は、夏の絽の単衣を裏側から見たものです。 緑矢印の部分が袖付けですね。

肩山で見た時に、この袖付け部分の縫い代に余分の縫込みがある場合には、裄出しができます

袷の着物の場合には、胴裏で袖付けの縫い合わせ部分が隠れていて見えないので、慣れないと解かずに判断するのが難しいのですけれど。

生地の厚さや素材感にもよりますが、大体身頃側で1.5cm、袖側で1cmあれば袖付けが縫えるので、それ以上の縫い代があれば、その分出せるという感じです。(肩幅・袖幅を長くできます)

この着物のように、耳が内側に折り込まれて「三つ折りぐけ」されていると、解いてみないことには「どのくらい入っているか?」が正確にはわかりませんけど。

リサイクル着物を買う時には、「裄出しできるか?」は大事なチェックポイントのひとつなので、参考となさってみてください。

袖を外して解いてみたら、2~2.5cmくらい出せそうでした。 ワタシの長着の袖幅はカジュアルで35cmが理想なので、元34cm→35cmに長さ出ししようと思います。

※肩幅寸法は、通常長着と長襦袢で同寸とします。 振りや身八口から袖が出たり、襦袢の袖幅が足りないことで袖口を汚さない為です。 裄丈を直す際は、肩幅を襦袢と合わせた上で、袖幅の長さをご検討ください。

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