肩幅(かたはば)は、背縫い(背中心)から袖付けまでの長さのことです。
仕立て上がった和服の場合、肩幅は肩山の位置で測ります。
子どもの着物は、肩上げ(肩揚げ・かたあげ)をして、肩幅を調整することができます。
大人の着物は、長襦袢と肩幅を同寸にして作ります。
肩幅+袖幅=裄(ゆき)になります。
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肩幅の測り方
女性の着物には「くりこし」と言って、衣紋をキレイに抜くための「繰り」があるので、慣れないと肩幅を測るのが難しいです。
おすすめの方法は、肩山を揃えて着物を平らに置いて、物差しを2本使った測り方です。
1:背縫いに物差しを置く
2:肩山の位置で背縫いに直角に2本目の物差しを置く
3:背縫いから袖付けを測る
=肩幅
リサイクルショップや骨董市で着物のサイズを測る時は、平置きできないことが多いです。 物差し2本持ち歩くこともできないですし。
そんな時はメジャーを使って、背縫いから肩山の袖付けまでを測りますが、繰り越しがある為「斜めに測る感じになる」のが難しいのです。
上の測り方を念頭に置いて、背縫いの3㎝上くらいからまっすぐ図ると測りやすいかもしれません。
和裁:寸法表の肩幅
下の図は、仕立てをする際の寸法表ですが、ピンクの長さが肩幅です。
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