【部位名称】後幅（うしろはば）

後幅（うしろはば）は、後身頃の布幅のことです。　後巾とも書きますが、脇縫いと背縫い（背中心線）の間の部分ですね。　左右の後幅を合わせて、後ろ身頃の身巾となります。　

裾で測るのが一般的で、大人の女性で約32cm～28cmくらいのことが多いです。　ふくよかな方は、後ろ幅を広くとります。　（前幅と後幅の差は、1寸5分・約5.7cmくらいがバランス良いそうです。）

後巾（うしろはば）

着物は、上半身（おはしょりより上）の背中心（背縫い線）が身体の中心になるように着付けますが、腰ひもより下は、多少脇に寄ったり・裾に向かって斜めになっても構いません。

通常、身幅が大きいと背縫いは右に寄り、裾つぼまりに巻き込むために、裾に向かって斜めになります。　逆に身幅が狭い場合は、上前に少し多めに取るため背縫いは左側に寄ります。

脇線の位置まで背縫いがずれるのはおかしいですが、上半身の背縫いとまっすぐ一直線にならずとも大丈夫です。