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【素材】うずら縮緬(鶉縮緬・うずらちりめん)

うずら縮緬 きもの技法(織・染・素材)

縮緬(ちりめん)の中でも、特にシボが高くて大きいものを「鶉縮緬(うずらちりめん)」と言います。

うずら縮緬撫松庵

上の写真は「撫松庵(ぶしょうあん)」さんの半衿です。
少し粗目の縮緬とうずら縮緬が横段になっていて、やさしく温かみのある印象のある半衿です。

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鶉縮緬(うずらちりめん)とは

鶉縮緬(うずらちりめん)は、ふっくらとした大きなシボを織り出した縮緬のことです。

通常、シボの大きな縮緬を「鬼ちりめん」「鬼シボ縮緬」と言いますが、ワタシ的には、鬼ちりめんよりもふっくらとした大きめのシボのものを「うずら」と呼ぶような気がしています。 鬼ちりめん=鬼シボ縮=うずら縮緬というのが一般的ではあるようですけど。

普通の縮緬は、右撚りと左撚りの強撚糸を横糸に2本づつ交互に撚るそうですが、うずら縮緬は4~6本づつで撚っているため、高く大きなシボができます。 そのため、シボによる陰影ができ、やわらかで深みのある表情がある
縮緬です。

 

鶉縮緬(うずらちりめん)の使用時期

着物の着付け小物としては、半衿や帯揚げに使われます。
縮緬は温かみの感じられる素材なので、冬に用いるとされています。 化繊や交織のものと正絹のものがありますが、どちらも同じです。

色味や生地の厚さによっても変わってくるかと思いますが、寒さが感じられる季節の素材です。

◆うずら縮緬の場合

半衿・帯揚ともに、11月半ば~2月いっぱいくらい(地域によっては3月半ばくらい)が、ベストシーズンかと思います。

鶉縮緬(うずらちりめん)を合せる着物

どちらかと言えば、ほっこりとした真綿系の紬に合う気がしますが、小紋や大島系の紬でも。
一般的にはカジュアル用・お洒落用の素材とされているようですので、普段着や街着にコーディネートしてください。

※キレイめカラーの上品な半衿は、振袖・袴の二尺袖にも向いているそうです。 付けた時に、ボリュームが出て豪華に見えるからだそうです。
通常の「縮緬」よりもふっくらと厚みがあるため、高級感が出るんですね。 

 

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