きもの・帯の柄>植物>水引草(みずひきそう)
みずひき草
日本全国の山地や平野の路傍、草藪などに見られるタデ科ミズヒキ属の多年草。紅白に彩られる花や果実の様子を、祝儀袋などに使う水引に見立てて命名された。
ミズヒキ(水引) – 庭木図鑑 植木ペディア (uekipedia.jp)
ミズヒキの開花は8~10月。茎先から長さ20~40センチほどの細い花穂を数本伸ばし、直径2~3ミリの花を穂状に咲かせる。
盛夏から初秋にかけて赤い花をつける「水引草」。 写真は、夏用の名古屋帯に描かれた水引草です。
着用時期は、帯や着物の素材にもよりますが、画像の帯なら7月~9月くらいかなと。
帯芯が入っているため、透け感があるのは帯地だけで、締めてしまえば透けることはありませんので、秋単衣もよいかと思います。
赤色以外のミズヒキ草
ミズヒキ草の花は、上から見ると赤く、下から見ると白く見えるそうで、萼片が紅白にならない種もあるようです。
- 花が白く見える個体をギンミズヒキ(銀水引)
- 紅白がランダムに入り混じったものを五色水引あるいは御所水引
- 葉に白い模様が入る個体を斑入りミズヒキ
黄色い花を咲かせる「キンミズヒキ」というものもあるそうですが、水引草がタデ科で、金水引はバラ科なので、そもそもの種類は違います。
コメント