柄>割付文様>格子>翁格子(おきなごうし)
翁格子(おきなごうし)とは
翁格子は、太い線の格子の中に細い線の格子を入れた柄です。
「太い線が翁・細い線が孫を意味する」とされていて、【太い線の中に細い線がたくさんある=翁が大勢の孫を持つ】ことから、子孫繁栄の意味を表すおめでたい柄と言われています。
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昔から、男性の着物や子どものの着物に良く用いられている柄ですが、黄八丈のような紬の着物にも良く見られます。
下の写真は、米沢紬の翁格子の着物です。
歌舞伎に登場する衣裳の柄「翁格子」
「翁格子」は、日本の伝統文化である歌舞伎の演目の中で、衣裳の柄としても良く用いられています。
人気演目『勧進帳』の武蔵坊弁慶役の衣裳に使われていることは、特に知られているところです。
◆勧進帳の翁格子のイメージ>>PRタイムズ・株式会社三陽商会・100年コートより