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枯山水(かれさんすい)とは
枯山水は、日本庭園の様式の一種で、池などの水のないところに、石や岩を置いて自然の景観を作った「石庭」のことです。
苔や草木を配したもの、砂で水の流れを表現したものなど、いくつかタイプがあるようですが、禅寺の枯山水は良く知られてますね。 『侘・寂(わび・さび)』が表現された枯山水は、日本特有の美意識が感じられるとして人気です。
枯山水柄の季節
枯山水は、11月・12月がぴったりとおっしゃる方が多いですが、着物・帯・上着等の柄として良く使われるモチーフなので、写実的なものでなければあまりこだわらなくても良いのでは?と、ワタシはそう思っています。
◆枯山水紋の羽織
枯山水は石庭という風景なので、一緒に描かれている草花などが四季を限定する場合には、その四季に従うのが良いですね。
◆藤の花と枯山水の庭が描かれた帯
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枯山水文様が使われる着物
こちらの↓写真は、枯山水が地紋となった羽織ですが。
留袖の江戸褄模様として使われていたり、染め小紋の着尺模様になっていたり、袋帯やお太鼓帯(名古屋帯)に使われていたりもします。
その他、帯揚げやバッグなどの和装小物にも使われています。