ぽっくりは、地域によって呼び名が違い「おこぼ・こっぽり」等とも言います。下駄の一種です。
昔は、町方の女性や女児の履物で、舞妓・半玉・花魁・かむろといった女性たちの履物としても使われました。
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ぽっくり下駄 現代の使われ方
現代では、七五三・成人式・結婚式などのお祝いの着物に合わせて使われます。
ただ、とても歩きにくい下駄なので、主に「撮影用」として履くことが多いです。 (移動時は別の草履や下駄を履きます)
ぽっくりは、下駄の天(足をのせる部分)が「畳表(たたみおもて)」のものが正式であったそうですが、最近は側面と同じ「塗り」のものが多いです。 上右の画像のような「桐白木」もあります。
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天が畳表の方が、足が滑らずに履き心地(歩きやすさ)が良いそうですが、高価になるのであまり見かけなくなりましたね。 朱塗りや黒塗りの南部表(畳表の高級品)は、新品で46000円~あたりが相場のようです。
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ぽっくり 名前の由来
ぽっくりの語源は、諸説あります。
- ぽっくり下駄は台の中がくりぬいてあって、歩くと独特な音がしたことから、その音のイメージで「ぽっくり」と言うようになった。
- 甲堀(こっぽり」からきたという説。
- 漢字で書くと「木履」なので、こっぽりという読みからきたという説。 など
ぽっくりとおこぼ
「おこぼ」は、もともと子どもの履く下駄のことを言ったそうで、台の中に鈴が入って、歩くと可愛い音がしました。
現代では、舞妓さんが履く畳表の「こっぽり(ぽっくり)」を「おこぼ」と呼ぶそうで、夏は黒塗、通年用は白木のおこぼになるのだとか。
詳しく画像入りで紹介されているサイトさんを見つけましたので、リンク貼っておきます!
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