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柘榴(ザクロ)
ざくろと言えば、鬼子母神。 お釈迦様が、子どもを喰う鬼神に柘榴の実を与え、子どもを食べないように約束させたという伝説から、ざくろの実は「人肉」に似ているという俗説が生まれたと言われています。
種子の多い果実であることから、ラテン語で「種が多い」を表すガーネットは、その色が似ていることから「柘榴石」とも呼ばれます。
中国では、子孫繁栄の象徴として婚礼の縁起物に用いられます。 日本でも(一部の地域を除く)豊穣や子宝に恵まれる吉木とされ、着物や帯のモチーフとしても良く用いられています。
柘榴(絵柄)の季節
柘榴文様としては、花やつぼみ・果実・枝葉などが描かれます。
モチーフや着物の種類にもより、通年、または秋に使用します。 おめでたい意味合いもあるので、吉祥柄として「新年にも良い」と聞いています。
麻帯や浴衣でしたら夏物です。
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