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【着付小物】帯枕(おびまくら)とは

帯枕 着付け小物・道具

帯枕は、着物の着付けに使う「和装小物」の一種です。

帯枕の例

いろいろなサイズ・大きさがあるので、帯結びの形や使用感で選ぶと良いです。

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帯枕は、女性の帯結びに使う

帯枕は、帯結びの形を整えたり、背中にしっかりと帯結びを固定するために使います。

■九寸名古屋帯・お太鼓結びの帯枕使用例

「お太鼓結び」や「変わり結び」をする際に使うものですので、丸帯・袋帯・名古屋帯などを締める時に用いますが。

半幅帯やへこ帯を結ぶ際には、使いません。(帯枕の代わりに、厚紙や手ぬぐいを使うことはあります。)

男性の角帯・へこ帯も、帯枕は使わずに結びます。

帯枕は、帯揚げでくるんで使う

帯枕は、帯揚げでくるみこんで使いますので、着姿で帯枕自体が見えることはありません。(帯揚げは見えますが)

帯枕と帯揚げ

帯枕のカラーは、白・黒・ピンク・柄などいろいろですが、婚礼は白、喪は黒か白を使うことが一般的です。

見えるものではありませんので、その他のTPOは形や素材が使いやすければ、色柄にはこだわらなくて良いと思います。 

帯び枕の歴史

帯枕は、帯を背負いあげる役目をするため「背負い上げ」とも呼ばれたそうです。 

使われるようになったのは、明治になってからということなので、歴史自体はそう古いものでもないのですね。

近年は、へちま枕や空芯才の帯枕のように夏用の枕があったり、あらかじめ帯をカタチ作ってから背負う「改良枕(結帯具)」があったりと、素材や形がいろいろあります。

昔の女性に比べると、身長は高く・裄も長くなっていますので、帯枕のサイズ感も「より長く」なってきている気がします。

帯枕について、もっと詳しく

帯枕は、ガーゼ布をかけて使うと背で安定します。

帯枕の種類や、使いやすい帯枕については、別ページでご覧ください。

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