お宮参りの宮詣(みやもうで)は、どこへ行く?
お宮参りは、氏神様、もしくは産土神様へ赤ちゃんと一緒にお参りをします。
赤ちゃんが神社の氏子入りする儀式でもあったため、近所の神社へ参拝するのが良いと言われていますが、氏子制度が無くなっている現代では、帯祝いで安産祈願にいった神社や実家付近の神社へ行く方も多いようです。
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お宮参りはどこへ行く?
赤ちゃんが、初めて産土神様や氏神様にお参りすることを、お宮参りと言います。
宮参りは、赤ちゃんが生まれた土地・居住地の氏神様や、祖父母の家のそばの神社にお参りするのが良いとされています。
- ・忌明けの儀式とするなら、お産をしたそころの氏神様へ
- ・氏子入り儀式とするなら、居住地や実家の氏神様へ
しかしながら、最近では「氏子制度」をとる地域も少なくなっていますし、そもそも地域に氏神様をお祀りする神社自体がなかったりしますので、その場合には、帯祝いでお参りした神社や安産祈願をした神社へ、お礼参りを 兼ねて参拝するのも良いと思います。
■帯祝いの水天宮は遠かったので、3ヵ月過ぎてから行きました。
■次男の時は、お宮参りが生後半年後でしたので、お礼参りを先にしました。
近くに人気のある寺や神社がある場合には、そうした場所でも構いませんが、人混みや遠方へ出かけることは避けてください。 体力も免疫力もない赤ちゃんなので、なるべく 近くて静かな場所を選ぶのが良いですね。
次男の時は、お宮参りを秋にすると決めていたので(5月生まれで11月のお宮参り)、安産祈願をした水天宮のお礼参りを先にしました。
水天宮は遠かったのですが、空いていそうな平日の昼間に車で行くことで、なるべく負担にならないようにと気は使ったつもりです。 家族4人(夫婦と子ども二人)で、お賽銭を入れてお参りだけして、さくっと帰ってきた感じでした。
お参りは神社と決まっている?
信仰する宗教によっては、お寺や教会へ行くこともあるそうです。
お寺の場合には、ご祈祷をしたいただく場合ののし袋に「御初穂料」とは書きません。 「御祈願料・御祈祷料・御布施」となるそうです。
お参りはせずに、記念写真を撮ったり・祝いの膳を設けたりするだけでも構いません。
我が家の場合・お祓いをしていただける近くの神社へ
我が家の場合は、ワタシと夫の実家のちょうど間あたりにある、地域で人気の神社へ行きました。
自宅(当時住んでいたアパート)のそばにも小さな神社がありましたけど、 常時社務所に人がいるような神社ではなかったので、「ご祈祷を予約できる近くの神社=夫とワタシの実家のちょうど真ん中にある神社」を選びました。 兄弟二人とも、同じ神社にお宮参りをしています。
産土神(うぶすなかみ)様と氏神(うじかみ)様
産土神様や氏神様にお参りすることを「お宮参り」と言いますが、産土神と氏神との違いって、なんでしょう?
産土神(うぶすながみ)は、土(すな)を産み出す神様で、日本に限らず世界中・地球上の全ての土地にいらっしゃる神様だそうです。 神道・仏教・キリスト教などの宗教・信仰とは関係なく、 大地万物をつかさどる神様ということです。
氏神(うじがみ)様は、氏一族をお守りくださる神様で、祖先の“みたま”のその奥にいらっしゃるのが氏神様であるようです。
このように、産土神様と氏神様は、本来同じ神様ではないということですが、最近では混同されることが多くなっているそうです。 そのあたりのいきさつについては、 大変詳しく説明されているサイトさんを見つけたので、こちらでご覧になってみてください。
お宮参りのお祓い・ご祈祷は必要?
お宮参りのしかたは決まっていません。 『赤ちゃんの健やかな成長』を祈願するというのが1番の目的になるので、 お賽銭をあげて参拝するだけでだけでも良いのだそうです。
お祓い・ご祈祷を受ける場合には、あらかじめ予約が必要か?初穂料はどうすれば良いか?(金額や支払い方法)を調べておきましょう。 予約が必要な場合には、早めに予約をしておいてくださいね。 雨降りの場合等、日にちを変更したい場合についてもうかがっておきましょう。
※神社によっては「祝詞(のりと)」を上げてくださる神官さんが不在のこともありますので、確認は必要です。