七五三着物の肩上げ。お宮参りの初着を七五三で使う。一つ身着物の身上げ・肩揚げ編。|お祝いの着物

七五三祝着・お宮参りの掛け着「身上げ」加工。一つ身着物の肩あげ。

「一つ身着物」の肩あげについてです。自分でできる!身上げ・肩揚げの方法をご紹介します。

お宮参りで使った掛け着は、身上げをすれば七五三でも使えます。3歳用に一つ身着物を肩上げするところを動画でご説明しています。


 


 

肩上げのやり方動画1・寸法だし~印付けまで

まずは動画でご覧ください。

肩上げの寸法を計算する

肩上げは「背中心~袖付までの「身頃の肩幅の中心(二分の一の位置)」にあげ山を取ります。

あげ山の位置

後身頃は、肩山から袖付止まりの位置までまっすぐ下ろして縫いますが。 前身頃は体の凸に対応させるべく、肩山から2/3~3/3の位置で1cmほど袖側にあげ山をずらして縫ってください。

肩上げのあげ山を外す

腰上げと違って、肩上げは左右対称にとるため、バランスよく縫うのが難しいです。 今回は「着物の肩上げ」は、マチ針を使って縫っていますが、長襦袢はしつけ糸を使って縫いました。  どちらの方法でも、縫いやすいやり方を使ってください。

マチ針で肩揚げ
襦袢の肩上げ

※長襦袢の肩上げ・腰上げについては、別ページでご紹介します。


 

お子さんの裄丈を測る。

首の後ろのぐりぐり(背骨の1番上)から、手の小指側の骨の出っ張りくらいの位置までを測ります。 この時、手は斜め45度の角度で下ろすようにしてください。

子どもの裄丈

首のぐりぐりから肩まで、肩から手首までと、区切って測ると測りやすいです。 上の図の緑矢印はまっすぐ直線になっていますが、肩の部分は背中側で自然なカーブを描くように測ってください。 


 

着物の裄丈を測る。

肩揚げやり方_着物の裄丈

今回腰上げに使う着物(一つ身)の裄丈は、45㎝でした。 着物の裄丈は、背中心から袖口までの長さを測ってください。

着物の背中心をとる。

一つ身背中心
一つ身着物の背中心

背縫いのある着物の場合は背縫い=背中心で良いですが、お宮参りの初着を使用する場合は背縫いがないので、左右の袖付位置を合わせて、衿付け位置で背中心の印(マチ針)をつけます。

上げ幅を計算する。

肩揚げあげ山
肩揚げの寸法

今回は「3歳の標準裄丈=37㎝」にすることにします。  45㎝ー37cm=8cm なので、肩揚げ幅は「4㎝」とします。

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後身頃は、袖付どまりまでまっすぐ下ろす。

後身頃の肩あげは、袖付止まりまでまっすぐおろして印をつけます。

袖付止まり
肩揚げのマチ針

肩山と左右の縫い位置に、合計9本のマチ針で印をつけました。

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前身頃に印をつける。

前身頃の肩上げを取り、マチ針を打って行きます。

袖付どまりの位置まで肩山を取る。

肩上げ前2
袖付どまりあげ山

肩山から袖付までを測ると8.5cmでしたので、袖付どまりの位置で8.5cmを測り、あげ山にマチ針で印をつけます。

さらに、真ん中あたりにもあげ山の印をつけます。

上げ山の印真ん中

■寸法を取る時のポイント

袖付位置

袖付位置は、身八つ口の上で少し広くなっていますので、肩山と同じ位置から測るようにしてください。

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肩山から袖付どまりを測り、上から2/3の位置を取る。

前身頃は、肩山から2/3の位置から3/3の位置へ向かって1cm脇へ肩山を外しますので、まずは肩山から2/3の位置を決めます。

肩山から2/3の位置

3/3の位置で、脇側へ1cmを測ります。

上げ山を外す
1cm肩山を脇へ

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肩山から、肩揚げ幅「4㎝」を取ります。

肩上げ幅を取る

後身頃と同様に、肩上げ幅4cmを取ります。 上げ山は、肩山から2/3の位置から3/3の位置へ向かって1cm脇へ外してください。 
腕を動かした際に、着物の身幅がつれるのを防ぐための「余裕を取る」という意味があります。

上前側。 マチ針を打ったところ。

肩上げのマチ針

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あげ山をつまんで、マチ針とマチ針を合せて、縫い位置へマチ針を打ち直す。

マチ針を縫い位置へ
マチ針の打ち直し

あげ山から4cmのマチ針とマチ針を合せて、縫い位置にマチ針を打ち直します。

あげ山を1cm外す際は、あげ山の裏側から指で凸を作るとマチ針を打ちやすいです。

1cm外す場合
上げ山を外す場合のマチ針

わかりにくいので、動画に撮らせていただきました。 ご参考まで。

■【七五三・肩揚げ】前身頃の肩山を1cmずらす時のコツ

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肩上げのやり方動画2・二目落としで縫う。

マチ針を打ち終えたら、二目落としで縫ってください。

肩山を取り二目落としで縫う

先生の手元を撮らせていただいたので、動画でどうぞ。

■【七五三・肩上げ】肩上げをキレイに縫う方法


 

左右の肩上げを均等に縫うのは、予想以上に難しかったです。

七五三の肩上げ

本ページでは「マチ針」を使って肩山を仮どめしていますが、マチ針で上手くいかない時には、しつけ糸で仮縫いすると 縫いやすくなります。 しつけ糸を使った肩上げの縫い方は、別途、長襦袢でご説明させていただきますね。 

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二目落としで縫う際のポイント。

針目のくる場所にマチ針を打っておく

肩上げ二目落としのポイント

ワタシはキレイな等間隔の針目で縫うことができなかったので、あらかじめ3cmづつの間隔で、縫い目の位置にマチ針を打つようにしました。  マチ針をまたいで一目づつ縫うと、等間隔の二目落としになります。

縫っている途中で、糸が足りなくなってしまった時は。

揚山の裏側で、二本取りのまま(4本糸)玉結びにして接いでください。

■【七五三・肩上げ】糸の接ぎ方


 

縫い始め・肩山・縫い終わりは三目落としで。

肩上げの「縫い始め・肩山・縫い終わり」は、三目落としにしてください。

三つ目落とし

裏糸は引きすぎず余裕を持たせて

二目落としを縫った際に、裏に渡した糸を引きすぎてしまう(目がキツイ)と、生地がつれてたるみになるので、糸は十分余裕を持たせておいてください。 二目落とし縫い方の動画を、ご参照ください。

糸に余裕を持たせる。

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縫い方のポイントは、腰上げのページもご参照ください。

七五三腰揚げ

腰上げのやり方

七五三の腰上げのやり方。 掛け着の身上げ(一つ身)を使って、腰上げの仕方をご説明します。

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