お宮参りで赤ちゃんが着る着物とベビー服について
お宮参りの記念撮影や宮詣で掛け着を使う場合、赤ちゃんが着るものは? 初宮参りの祝い着。
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お宮参りに赤ちゃんが着るもの
赤ちゃんに「掛け着(かけぎ)」を掛けて「初宮まいり」をする場合、赤ちゃんには何を着せたらいいのでしょう?
昔は「白無垢を解いて産着を作った」という慣習もあったそうですが、現代では「ちょっとよそ行き」的なベビー服やベビードレス・セレモニードレスを着せるというのが一般的である気がします。
◆初宮まいりの赤ちゃんのベビードレス
※友人に写真をもらいました。1か月の男の子です。
赤ちゃんの服は掛け着をかけると見えませんので、あまり仰々しくせずとも良いと思いますが、神様にご挨拶に行く儀式ですので、 「清潔感やきちんと感のある服」を選ばれることをおすすめします。
新品である必要はないですが、着古したものよりは新しめの方が良いですし、まるっきの普段着よりは、若干よそ行き感があった方が良いと思います。
日本古来の正装は「白羽二重の内着」
最近ではあまり見られなくなったという白絹の着物(産着)を、現在に再現されていらっしゃる手縫いのお仕立て屋さんを見つけました。 日本伝統の産着を扱っていらっしゃる「真和(しんわ)」さんです。
◆産着の真和さんのフェイスブックより
真和さんの産着(内着)は、皇室の産着を模した作品であるそうです。 お宮参りのご祈祷の際に、「白絹の産着姿」を神様に見ていただくという儀式?が あるということを、ワタシは知りませんでしたが素敵ですね。 とても厳かな日本の伝統文化を感じます。
白には「太陽の色」「神聖な色」というイメージがあり、花嫁の白無垢には「婚家の色に染まるように真っ白のまま嫁ぐ=新しい人生に向けての新生」という意味があるそうです。 白絹の艶やかな純白は、これからの健やかな成長を願う「赤ちゃんの宮参りに最適な色」だと思いました。
ベビードレス(セレモニードレス)
お宮参りの掛け着の下には、「退院の時に使ったベビードレス」を使われる方は多いようです。
我が家も、長男の時は退院時のベビー服を着せました。
◆長男は退院時のベビー服で
※生後1か月・50サイズです。
次男は半年経ってからのおまいりでしたので、サイズの大きい違う服を着ていますが、このフリフリのベビー服はどうしたんだったか?全然記憶がありません~
◆次男のベビー服
※生後半年・70~80サイズくらいと思います。
その他、ベビードレスについて書いています。 こちら↓のページもご覧ください。
お宮参りのベビードレス(レースケープ)
お宮参りのレースケープのページに掲載している「ベビードレスについて」です。 (記事の中ほどに飛びます)
おでんちと一つ身セット
下の写真で↓着物の上に着ているちゃんちゃんこを「おでんち」と呼びます。一つ身の着物とのセットです。
◆おでんち(ちゃんちゃんこ)と一つ身の着物
※3歳くらいまで着られるサイズなので、お食い初め・初節句・お正月といろいろ着る機会のある着物です。
おでんち(ちゃんちゃんこ)は気温次第で不要ですが、一つ身をお宮参りの掛け着の下の「内着」として使えるそうです。
おめでたい柄ゆきのおでんちセットもありますので、和装がお好きな方にはおすすめです。
着物>着物の種類>一つ身(ひとつみ)
ひとつみとは? 一つ身の揚げについて。
袴風ロンパース(袴オール・袴カバーオール)
少しカジュアル感が増しますが、袴ロンパースや袴オールと呼ばれる「和風ベビー服(カバーオール)」も良いと思います。
綿素材なので、お値段的にもお手頃です。 ご自宅でお洗濯できるので、汚れを気にすることもありません。
ただし、寒い時期の宮詣には寒そうですね。 冬場に袴ロンパースを使いたい場合には、おくるみを使うとか、中に厚手のベビー服を着こみ等の対策が必要です。
サイズ展開が豊富なタイプが多いので、結構長くお使いいただける気がします。
◆満1歳のお誕生祝いのご撮影
※サイズは70.80.90サイズがあり、こちらはちょっと大きめの90サイズを選ばれたそうです
お宮参り赤ちゃんが着るもの:まとめ
「お宮参り赤ちゃんが着るもの」を選ぶ際のポイントは?!
- ・神様へのご挨拶にふさわしいもの
- ・ママやお祖母ちゃんの意向(このみ・希望)
- ・同伴する家族(親族)の服装とのバランス
- ・赤ちゃんが快適であること
とどのつまりは「赤ちゃんが快適であること」というのが、1番大事と思います。
その上で、TPOやデザインのお好みで決めてあげてくださいませ。