- トップページ
- 着物と着付けの基本のき
- 着付け小物の名称と解説
- 伊達巻き
伊達巻き(だてまき)について。着物の着付けに使う和装小物。
「伊達巻き」ってどんなもの?伊達締めで代用できる? 買えるところは?というお話です。
■目次(クリックで目的の場所に飛びます)
■以下、伊達締めのページでご覧ください。
伊達巻きってどんなもの?
伊達締めを「伊達巻き」と呼ぶ方もいらっしゃいますが、下の写真のようなものが「だてまき」です。
伊達巻きは、花嫁さんの婚礼衣装や、舞妓さんの「引き袖」で、長襦袢や掛下の着物の着付けに 使います。
伊達締めは紐の一種ですが、伊達巻きは「幅の狭い単帯」という位置づけになるそうです。 とは言っても、 伊達巻きを着物の表に出して見せるということはしません。 用途としては、伊達締めと同じように胸元や腰紐のあたりを整える・着くずれ防止のために使うものです。
端に小紐を付けずに、巻いた部分に挟み込んで始末するタイプもあるようですが、ワタシは紐が付いていた方が使いやすそうな気がします。
『伊達巻きは、紐と言うより単帯(ひとえおび)』というだけあって、伊達締めよりもしっかりとした質感があり、長さがだいぶ長めになります。
実際に巻いてみると、伊達締めが2周巻いて結ぶの対して、伊達巻きは3周巻いてから端の紐を結ぶ感じになりました。
花嫁さんや舞妓さんが使うものと書きましたけれど、そう決まっている訳ではありません。
長さがあるので、しっかりと着付けたい時やぽっちゃりさんの着付けなどにも向いていると思います。
■伊達締めについては↓こちらでご紹介しています。
伊達締めとは
伊達締め(だてじめ)は、着物の着付けで使う「幅広い紐」のようなものです。 マジックテープのベルトのようなタイプもあり、長襦袢や着物の上に締めて使います。
伊達巻きを伊達締めで代用できる?
着付けをお願いした際に「伊達巻き」を指定されるのは、ご婚礼用の花嫁衣裳のお仕度の場合かと思います。
振袖や訪問着、卒業式の袴の着付けならば「伊達締め」と指定されるのが一般的です。
着付けに「伊達巻きの長さが必要」な場合なので、普通の伊達締めで代用するのは難しいと思います。
キレイに着付けていただくためにも、伊達巻きを用意してください。
伊達巻きの購入
伊達巻きを買える場所は、以下の通りです。
- ・呉服屋さん、着物レンタル店
- ・amazon、楽天市場、ヤフーショッピングなどの通販サイト。
- ・メルカリ、ラクマなどのフリマアプリ
- ・骨董市やリサイクルの着物屋さん
着物レンタル店や骨董市では、見つからないこともあるかもですけど。
ご結婚式用の伊達巻きは、式場の衣装室・美容院で販売されているものがオススメですが、「買ってきてください」と言われた場合には、楽天市場などで お安いものが出ていますので、「花嫁伊達巻き」と探してください。 (長さがいろいろあるので、良い長さを式場にお尋ねください。)
「下着の部類になる」からなのか? 式場で用意された場合でも、買い取りになるケースが多いようです。 そのため、フリマアプリにもよく出品されています。 一度しか使わないものなので、「幸せのおすそ分けをいただく」と考えて、セカンドユースもおすすめです。