小学校卒業式の着物と袴。雨コートや長靴などの雨の日対策について。
小学校の卒業式が雨の日だったら? 「ジュニア用の卒業袴」の雨の対策についてです。
小学生卒業袴の雨カッパは? 草履の場合の雨対策は?
当日が悪天候でも、卒業式は日にちの変更ができません。
天気予報に注意して、場合によっては雨の日対策もしてあげてください。
雨の日用の雨コート
季節柄「台風」ということはないでしょうけど、うちの息子の中学校入学式は、早朝から暴雨・雷雨という台風のような日だったので、 そんなこともあるかもしれないという心づもりはしておくと良いですね
女性の袴に「専用の雨コート」というのは特にないので、大人用の和装雨コートをお持ちであれば、それを使うと良と思います。
◆フルレングスの雨コートの例
※丈が長い場合には、腰ひもでブラウジングしてください。
※着物の袂が長い時には、丸めてコートの袖に入れます。
◆二部式雨コートの例
※車で移動したため上着しか着ていませんが、下側(裾除け)も巻いてください。
和装用の雨コートが無い場合は、普通のレインコートを羽織ったり、撥水加工の風呂敷やビニールシートで代用しましょう。
トレーナーやパーカーを腰に巻く時のようにして、袖で縛るというのもアリです。
携帯用の雨コートなら千円前後で買えるようです。 1つあると良いかも♪ですね~
袴の裾が濡れないように、コートの下で袴をめくり上げてとめておくと良いのですが、透明タイプの雨コートだと透けてしまうので、めくることができません。 その場合は仕方が無いので、袴の丈を気持ち短めに着付けてもらうようにいたしましょう。
雨の日の足元
雨天卒業式の袴の足元は、ブーツの方がいいですね。
◆雨の日はブーツがおすすめ
万一草履の用意しかない場合には、上履きに履き替えるまでは長靴やスニーカーでも構わないと思います。
足袋が雨で濡れたり汚れたりしないことが大事です。
◆雨の日は、スニーカーや長靴でも。
※お式の後は草履に履き替えられるよう、忘れず持参してください。 雨が上がることもあります。
雨草履や爪皮+下駄、草履カバーを使うという手もありますが、歩きにくいのでお子さんには向いていません。
卒業式が終わった後にお出かけする予定が特になければ、帰路は多少濡れても良いだろうと思いますが(正絹の着物は濡らさないでね)、 体育館で式典が終わるまで、ずっと冷たい思いをさせるのはかわいそうです。
できるだけ雨に濡れないように、往路は完全防備で送り出してあげたいところですが、ママやお家の人が学校まで付き添えない場合には、 脱いだコートや替えの草履をどうするか?といった問題もあるかと思います。
化繊やビニールの雨コートであれば、脱いだ後はグシャグシャに丸めてスーパーのビニール袋に突っ込んでしまっても構いませんが、荷物にはなるでしょうし。
天気予報で雨かもしれないとわかった時点で、なるべくお子さんの負担とならない対策をよく検討してあげてください。
ジュニア袴の寒さ対策と補整
【関連記事】小学生卒業袴の寒さ対策とインナーウエア。 補整用のタオルや綿についても。