振袖のたたみ方。振袖着物と長襦袢の畳み方。|お祝いの着物

振袖のたたみ方。振袖の着物を脱いだ後は、着物ハンガーに干して体温を抜いてから、たたみましょう。汚れチェックも忘れずに。

振袖の着物・長襦袢のたたみ方を、動画でご紹介いたします。 

成人式の振袖をレンタルした場合でも、自宅で脱いだらお店に返しにいかないといけませんね。  いつまでも着物ハンガーに 干しっぱなしにしていてはいけません。 振袖着物や襦袢のたたみ方を、詳しくご紹介いたします。

【振袖】着物と長襦袢のたたみ方

振袖着物の畳み方は、訪問着や小紋などのお袖の短い着物と基本的には同じですが、袂が長いので狭い場所で、裾側・衿側と上下に分けて たたむのは、慣れないとちょっと大変かもしれません。 できるだけ、着物全体を広げられるくらいの広い場所で、キレイに広げてからたたむのがわかりやすいと思います。

振袖のたたみ方には、「本たたみ」と「夜着(よぎ)たたみ【夜具たたみ】」があります。

振袖本たたみと夜着たたみ

夜着たたみは、ふき綿(裾に入れる綿)入りの振袖や花嫁さんの大振袖のような豪華な刺繍の入った着物をたたむ時に使うたたみ方です。  留袖や七五三の着物も「夜着たたみ」することがあります。

一般的な振袖の着物の場合には、「本たたみ」するので良いと思いますが、元々の仕立て上がった際につけられた「たたみあと(折れ線)」がついて いると思いますので、その折り方に従って畳んでください。

振袖の本たたみ

  訪問着や小紋など、お袖の短い着物と同じたたみ方です。

振袖の本たたみ

※着物をたたむ場合は「衣装敷」を使います。 着物を汚さないための着付け専用の敷物です。 本来は、 衣装敷きの上でたたんでから「たとう紙」や風呂敷へ移しますが、たとう紙に収めるのなら初めから衣装敷きの上に敷いて、その上でたたむと移動する際に たたんだ着物が崩れるという失敗がありません。
衣装敷き

※たとう紙は、キレイなものを使ってください。 ママやお姉ちゃんの振袖の場合、数年使っている場合には、新しいものに変えてください。 本ページ写真の たとう紙は、もう取り換え時のレベルです。

たとう紙

裾側・衿側と分けてたたむ方法。着物を全部広げられない場合でもたためます。

■ぜひ動画でご覧ください。

■動画のおさらい

【1】衿を左手側に持ち衣装敷きに置きます。
衿は左手側

【2】着物の下前側の脇線(脇縫い)を持って、着物の裾を合わせ、キレイにととのえます。
振袖本たたみ2

【3】着物の下前側。 衽線あたりに折りアトがあると思うので、その線に沿って衿先のちょっと上あたりまで返します。  衽の縫い目と折りあとが違う場合には、折りあとに従ってください。
振袖本たたみ3

【4】着物の上前側。 衿先や衿下・裾線を下前の着物に合わせるように重ねます。
振袖本たたみ4

【5】着物の上前の脇縫いをつまみ、下前の脇縫いの上に重ねます。  この時、上前の衽線あたりの折りアトから折るようにし、 下前と上前の裾線や衿下の端をキレイに合わせてください。
振袖本たたみ5

【6】着物の上前の脇縫いをつまみ、下前の脇縫いの上に重ねます。  この時、上前の衽線あたりの折りアトから折るようにし、 下前と上前の裾線や衿下の端をキレイに合わせてください。
振袖本たたみ6

【7】ここまでキレイに出来ていれば、背中心(背縫い)がまっすぐ出て、着物の下部が長方形にたためているはずです。  着物の左後身頃が表面に出ていますが、手のひらでポンポンと触って、中にシワができていないか?確認しておきましょう。
振袖本たたみ7

【8】下部がキレイにできたら、今度は上部。 裾が乱れないようにくるっと巻いて短くしたら、衿側を左ひざ近くまで引き寄せます。 着物を右へずらすような感じです。
振袖本たたみ8

【9】上部は、最初に衿をたたみます。 折あとが付いていると思いますので、三角にキレイに折ってください。 
衿をたたむ
※レンタルで返却する予定の着物は、広衿を半分に折って縫われていたり、伊達衿が縫い付けられていたりすることがありますが、その場合はそのまま 折って良いと思います。 返却後、店舗側で衿を外してクリーニングに出すはずですから。

【9-1】衿は、衿付け(縫い目)に沿ってではなく、少し背縫い側に落ちて、三角に折りアトがあると思います。
衿を三角にたたむ

【9-2】まず下側の衿を折って、上の衿を重ねます。
衿のたたみ方

【9-3】背縫いの頂点(矢印)を意識して、なるべく衿にシワが寄らないように、折り紙を折るような要領で衿をたたみます。
衿のたたみ方

※もともとこの振袖は、衿の縫い目に沿って折られていましたが、衿にシワが寄っていました。

衿の畳み方NG

これを三角に取ってたたみ直すと、衿の折山にこんなに差ができました。

振袖衿山

■衣紋部分の三角折りは、着物の仕立ての繰り越し寸法や生地質にもよっても違ってきます。 衿肩あきから折って、 キレイに衿がたためるのであれば、縫い目で折っても構いません。

【10】下前の衿に合わせて、上前の衿を折って重ねたら、衿の折山と衿先を左右の手でつまんで引っ張るとピンとなります。 もう一度、衣紋の三角部分がキレイに折り込まれているか?を確認してください。
振袖本たたみ10

【11】衿をたたみ終わったら、身頃を触ってシワが無いかを確認し、左袖をキレイに広げて、袖付から折り返して重ねます。
振袖本たたみ11

【12】たとう紙の長さ(または、折アトに従って)袖を折り上げて、身頃を2つ折りにして重ねます。 袂を左手で押さえておいて、 身頃を返すと袖が乱れにくいです。
振袖本たたみ12
※長期保存の際は、きもの枕を入れましょう。

【13】右袖をキレイに広げて、写真丸印のところを手で持って、パタンと裏側に袖を返します。 動画を観ていただくとわかりやすいかと思います。
振袖本たたみ13

【14】最後に裏へ送った袂を折り上げれば出来上がり。
振袖本たたみ14

【15】衿がキレイに畳めているか?へんなシワやたるみはないか?手のひらや指で確認をしてから、たとう紙のひもをかけます。
振袖本たたみ15

普段用の着物でしたら、ワタシは、たとう紙には入れずにそのまま桐箪笥に仕舞ってしまいますが、大事なフォーマル着物の場合には、 風呂敷やたとう紙を使っています。 たとう紙(文庫紙)については後述します。

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振袖の夜着たたみ

夜着(よぎ)たたみは、夜具たたみとも言って、留袖・振袖・七五三祝い着などに用いるたたみ方です。 本たたみすると 衽線で折ることになるため、豪華な刺繍や金箔使いなど、前巾に折り線を付けたくない時にこのたたみ方をします。 ふき綿(裾の綿)を入れた 花嫁の打掛も夜着たたみです。

【1】衿を左手側にして、脇縫いが両端にくるように着物をたたみます。 上前が上に乗るように重ねてください。
夜着たたみ1
夜着たたみ1-2

【2】衿肩あきの縫い目にそって、衿を内側に折ります。
衿肩あき

【3】内側に折った衿肩あきの上に、左右の衿を重ねます。 折山はもともとの折りアトに従ってください。
夜着たたみの衿

【4】着物袖付から、袖を前に合わせます。
夜着たたみの袖

【5】着物を崩さないように二つ折りにします。 長い物差し等を当てて折ると、キレイに折れるそうです。
夜着たたみ二つ折り

【6】さらに着物を二つに折って完成です。
夜着たたみ完成

夜着たたみは、きもの枕を挟んでおくと、折りアトが付きにくくなります。

刺繍が擦れたり、金箔が貼りついたりといったことを防ぐために、和紙を巻いたり・挟んだりすると良いです。

夜着たたみは、「たたみ上がり」の幅が広くなりますので、収納場所を選ぶかもしれません。

夜着たたみのサイズ感

しわを付けたくない時の畳み方なので、着付をする前に一時的に夜着たたみをすることもあります。

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振袖の襦袢たたみ

待っててね

振袖のたとう紙

待っててね

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