成人式に「ママ振り・姉振り」等、ご自宅の振袖を着る場合に知っておきたいこと。
成人式当日は、お家にある振袖を着ておでかけしたい!という方へ。
ママ振、姉振のメリットとデミリット
ママの振袖やお姉ちゃんの振袖がお家にあるのに、それを着ないのは勿体ないです。
■ママの振袖を「素敵♪」と着てもらえたら、ママはとっても嬉しいですね~
もしも、お家にある着物が好みじゃない・サイズが合わない(お直しまでする気になれない)といった場合には、前撮り時に写真だけでも「ママ振り」で撮ることをオススメしたいと思いますけど。 撮影時に衣裳チェンジを無料でして下さるところと、追加料金がかかるところがありますので、そのあたりは事前の確認が必要です。
本記事では、お家の着物が気に入っていて、ぜひお式当日に着てでかけたい!という方向けの、アドバイスを書いてみたいと思います♪
ママ振、姉振のメリット
2018年の「はれのひ」被害を受け、2019年の成人式には「ママの振袖を着る」という選択をするお嬢さんが、とても増えたという報道がありました。
■ママ振りや購入した振袖を着た人が増えたという2019年度の成人式
※ネタ元:ヤフーニュース経済:
「着物が手元にあるという安心感が理由」ということですが、他にもいろいろなメリットが「ママ振り」にはありますね!
ワタシが思うママ振、姉振のメリットはこんな感じです。
■ママ振、姉振を着て式典に出ることのメリット
- ・着物代がかからないので、安くて済む。
その分、写真やアルバムにお金を使える。 - ・ママやおばあちゃんが喜ぶ。
- ・昔の着物は、仕立てや生地、刺繍などが良いものが多い。
- ・他の人とかぶらない。
- ・やっぱり母娘♪めっちゃ似合うことが多い。
- ・汚してもキズをつけても自己責任で済む。
- ・「はれのひ」のような被害にあわずに済む。
ワタシ的には、なんと言っても「かかるお金が少なくて済む⇒その分、他のことに有意義にお金をかけることができる」という気がしますが、どうでしょうか? なにが高いって、外に着て出かけるための着物を準備することが高いのであって、スタジオで撮影するためのその場限りのレンタルは、それほど高くはありませんから~
なので「流行の着物は前撮りで着ておいて、当日はママ振りを着るのが良い」と、ワタシは思っていたのですけどね。 その考え方は、ちょっと違っていたようでして。
【お友達がたくさん集まる式典会場で、1番素敵に見える着物を着たい!(着て欲しい)】というのが、本人とママの希望であるようなのです。 息子しかいないワタシには、わからなかった想いでした。
ママ振は、とっても素敵に見える!
仕事柄(着付師)、「ママ振り」を着たお嬢さんをたくさん見てきていますが、ママが似合った着物は娘も似合うってことなんでしょうか? 皆さん、すごく素敵に着こなしていらっしゃいます。
実際に、いろいろな店舗さんでたくさん試着をしてみたという友人(ママ)は、「娘にはママ振りが1番似合っていた気がする!」と言っていたので、なるほどなーと思いました。
■ママ振りでの前撮り写真と当日の写真
まご娘が「ママ振り」を喜んで着てくれたら、振袖をママに買ったお祖母ちゃんの喜びも、ひとしおですね♪
ママ振、姉振のデメリット
逆に、ママ振、姉振のデメリットを考えるとこんな感じでしょうか。
■ママ振、姉振を着ると決めた場合のデメリット
- ・サイズ合わせをして、合わない場合にはお直しが必要。(面倒)
- ・シミや黄変、カビ等がある場合には、お手入れが必要。(面倒)
- ・一式そのまま使う場合、コーディネートが古臭くなることがある。
(小物は買い替える・レンタルする) - ・水鳥のストール(白いふわふわ)は経年劣化で使えない。
- ・草履も経年劣化で、お出かけ中に破損する可能性大。
- ・着付け小物を、自分で準備する必要がある。(面倒)
- ・成人式終了後、お手入れや収納に手がかかる(面倒)
- ・当日の支度や記念写真(前撮り)手配を、自分でしないといけない。(面倒)
こうしてみると、お家の着物を着ると決めた場合のデミリットは、とにかく面倒!ってことかと思いました。 この「面倒」という点さえ気にならなければ、お手持ちの「ママ振り」を着ることを、ワタシはすごくオススメしたいです~
「ママ振りのセットを一式使うと、コーディネートが古臭くなることがある。」と書きましたけど、あくまでケースバイケースです。 先日、お着付をさせていただいたお嬢さんは「まるっと全部ママのセット」と伺うまで、ママ振りだとまったく気づきませんでした。 新品と思うくらいにお手入れもしっかりとされていて、すばらしかったです。
ママやおばあ様の世代のお着物は、上質なものが多いので、とても映えると思います~
お持ちの振袖で出かける場合。成人式前にすべきこと。
ご自宅にある振袖で出かける場合、もしくはご親戚やお友達がお持ちの振袖を譲っていただいて成人式に出ると決めた場合、 あらかじめ事前にするべきことを考えてみましょう。
振袖の状態を確認する⇒お直し・クリーニング
サイズの確認とお直し
ママやお姉ちゃんと背格好が一緒の場合でも、裄丈が違う場合があるので、ちゃんと羽織って確認しておく必要があります。
「裄丈」というのは、着物の背縫い〜袖口までの長さのことで、首の後ろの骨の出っ張り~手首までの丈を言います。
振袖の着物はフォーマル(普段着より長い)なので、手をナナメ45度に下ろした状態で、手首の小指側のぐりぐり(骨)が袖で隠れるくらいがベストです。 よくわからない場合には、誂えた方(ママの振袖ならママ)が羽織った時と同じくらいであれば良いと思いますが、ママの体型が20歳の頃とすごーく変わっちゃった場合には、 参考にならないので念のため。(笑)
多少裄が短い場合は、肘を曲げて過ごすなどで対処できないことはないですが。
裄丈が短すぎる・長すぎる場合には、裄直しといって解いて長さ出しする必要があります。 ただし、解いても生地の縫込みに余分が無いと出せませんので、そのあたりは事前にプロの確認が必要です。
裄直しをする場合には、すじ消しと言って、折り跡を消す作業も必要です。 着物の色がヤケで変わってしまっている場合にも裄出しはできません。 その場合は全て解いて色掛けからしないといけない等の大ゴトになります。 いっそ新しく振袖を買った方が安いということにもなってしまうかもしれません。
ママとお嬢さんで身長差がある場合、身丈が足りないことも考えられます。 身丈が足りないと「おはしょり」と言って、腰紐上のたくしが出ません。
身丈が足りない場合は、帯の中に隠れる位置で別の布を継ぎ足しするというお直し方法(胴接ぎ)がありますが、この場合も衿や衽に余分な縫込みがないとできませんので、必ず足せるとは限りません。 足せた場合は、裏地等を取り替えての仕立て直しになりますので、結構な金額がかかると思います。
おはしょりを取らないで対丈で着るとか、ほんの少ししかおはしょりが出ない場合に、花嫁さんのように「抱え帯」をしたり、七五三の祝い着のようにしごきをかけたり
することもあります。
しごきや抱え帯の振袖コーディネートは、どちらかと言えば「他の方と違った個性的な着こなし」をご希望の方向けでしょうか。 最近は、
上の写真のモデルさんのように前でしごきを結んだり、色付きの抱え帯を結んだりするのが流行ってきているのだそうです。
本来おはしょりを隠すためにするものではありませんので、身丈の足りない着物がどうしても着たい方が、おはしょりを隠すためにしごきや抱え帯をする場合には、ずれないように気を付ける必要があります。
写真撮影は問題ありませんが、お出かけとなると、結構大変かもしれませんね。
振袖の寸法直しをする場合、工期が結構かかりますので、前撮り予定の半年前には出しておいた方が無難です。
カビやシミの確認とお手入れ
長い間仕舞いっぱなしにしていた着物は、カビ・シミ・黄変・臭いなどのトラブルに見舞われていることも多いです。
まずは広げて着物ハンガーにかけて、風を通してくださいね。 その際、洋服用のハンガーは肩が出るので使わないでください。 着物ハンガーが
オススメです。
手元に着物ハンガーが無い場合には、肩が出ないようにハンガーにタオルを巻くなどしてください。
シミや汚れがあった場合に、自分で手入れするのはやめましょう。 取り返しのつかないことになりかねませんので、なるべく早く、 専門店でお手入れをお願いするようにしてください。
ドライクリーニングに出すよりは、呉服屋さん・リサイクル呉服店・百貨店の呉服売り場など、着物専門店の方が安心ですね。
ネット宅配利用でのお手入れも安価で済むので良いと思いますが、事前見積もりができる・問い合わせの回答が丁寧など、信頼できる ところを選んでください。
お手入れの場合も、工期が長くかかることがありますので、十分な時間を見込む必要があります。
成人式当日の支度について考える。⇒美容院などの予約。
当日のヘアメイク・着付けを、ママやおばあちゃんが自宅でするとか、いつもお世話になっている美容院でするなど、決まっている場合は問題ないのですけど。
「振袖を買う・借りる」のページでも書いたように、 当日支度の枠には「定員」というものがあるため、都合の良い時間帯にお願いしたいと思ったら、なるべく早く予約を入れて、おさえておかねばなりません
「お持込み振袖」の当日支度を受け付けてくれそうなところは、以下のようなところです。
■「お持込み振袖」の当日支度をしてくれそうなところ。
- ・前撮りをしてもらった写真館。
- ・小物や草履バックを購入した呉服店や振袖レンタル店。
- ・結婚式場やホテルの美容室。
できれば、ヘアメイクと着付けを違う店舗にするのではなく、一緒にお願いできるところが良いと思います。 移動の時間がかからずに済みますから。
大きな会場の当日支度の場合は、どんな美容師さん・着付け師さんに当たるのか?がわかりません。 当たり前の話ですが、 上手な方もいらっしゃれば、慣れていない方もいらっしゃるし、センスが自分と合わないということも考えられます。
絶対にはずしたくない!というのであれば、指名できるようなところを選ぶ必要があるように思います。 評判の良い店舗さんであっても、 必ず「同じ美容師さん・着付け師さん」が担当してくださるのかどうか?はわかりませんから。
とは言っても、普通は指名などせずにお任せする方が多いですね。(どんな人が上手いかなんてわからないから)。 ただし、 途中で「何か違う。気に入らない」と思った場合には、正直にはっきりと「もっとこうして欲しい」ということを伝えてください。
一生に一度きりの成人式です。 その日のために、高い料金を払って、用意をしたり支度をしてもらったりするのです。 後で 「こんなはずじゃなかった」と後悔しないためにも、勇気を持って言いたいことは言ってください。 施術者としても後からクレームを入れられるよりは、その場で言っていただいた方がずっと良いと思っているはずです。
小物・草履バックは、最近のものがおすすめ。
※撮影協力:京都きもの友禅さん
お母さんやお姉ちゃんの振袖一式が、全部マルっと気に入っているという場合は別として。
草履バックや帯揚げ・帯締め・伊達衿などの小物を買い直す、または小物だけレンタルされるという方は多いです。 ちょっとお高くつきますが、 帯を変えるという方もいらっしゃいます。
帯や小物(帯揚げ・帯締め・伊達衿)
帯を変えるというのであれば、オークションやリサイクルショップで、状態の良い中古を探すのも手かと思いますけど。
その他の小物は、単品で探して上手にコーディネートするというのは難しいので、実物を持ち込んでプロに相談しながら小物合わせをするというのがオススメです。 個々のアイテムを「合う」と思って買い揃えてみても、実際に全部並べておいてみると、微妙に色が合わなかったり、質感がイマイチだったりするからです。
小物を変えるだけでも、お母さんの成人式の写真とは全然違った「今風のコーディネート」にすることができますので、ぜひ検討してみてくださいね。
※撮影協力:ふりそでモードさん
買う必要はないとお考えの場合でも、小物だけレンタルしてくださるところは多いです。
きもの丸昌さんのように「中古品の売却」を安価でされているお店もありますので、 足を運んでいただいのも良いと思います。
半衿
半衿というのは、長襦袢に縫い付けてある、白や刺繍入りの取り外しのできる衿のことです。
長期保存する場合には、一度外してしまうことが多いので、長襦袢に付いていらっしゃらない方もいるかもしれませんが、もしもつけっぱなしで あった場合、衿垢や汗ジミ、黄変などでとても汚れて見えるのではないでしょうか? キレイだと思ってそのまま仕舞ってしまったとしても、時とともに汚れが 着色されていくからです。
ちゃんとクリーニングに出してから仕舞ったという場合でも、その後の保管状況しだいでは買い直す必要があると思います。
最近では、とても可愛い刺繍半衿や柄半衿がたくさん市販されていますので、新しく購入されることをオススメします。
半衿を付ける場合は、ご自身で縫い付けることも可能ですが、慣れない方は購入店にお願いするのがオススメです。 前撮りをされる場合は、写真館でも引き受けてくださるかもしれません。
縫い目自体は着物に隠れて見えませんが、ぶかぶかだったり、つれていたり、シワがよったり・・・と半衿をキレイに付けるのは案外難しかったりしますので。 ご自身で着ける場合には、付けてから長襦袢を羽織ってみて、衿のカーブや衿合わせのあたりにシワがでないか?などのチェックをしてくださいね。
草履バック
お姉ちゃんの草履バックであれば問題ないと思いますが、ママの草履バックは危険ですね。 経年劣化で使用中に壊れる 恐れがあるからです。
特に草履! 歩いているうちに底(草履の裏)が剥がれちゃったり、カカトが取れたり、最悪の場合鼻緒が切れたりという不安があります。
バックの場合は使えなくなるほど壊れたりはしないと思いますが、エナメル素材のものは、ボロボロボロボロと表面が剥がれてくる可能性はあると思います。
ママの頃の草履バックと、最近人気の草履バックは、かなりデザインや質感も違っているので、買い直す・レンタルするなど、別途 用意されることをオススメします。
帯と同様に、オークション等で探すのもありですが、その場合は新しいものを求めてください。 古い物は、未使用品であったとしても ママの草履バックと同様の運命をたどりますから。
髪飾り
前撮りの撮影時だけでしたら、お貸しくださるところもあるのですが、当日は大抵「自分で購入した髪飾り」を使うことになると思います。
衛生的観点から、撮影だけであっても購入しなければいけない店舗さんもありますので、事前にチェックしてみてください。
ママが使った髪飾りをお持ちになる方は少ないように思いますが、珊瑚や鼈甲、象牙や蒔絵のかんざしや櫛なんて素敵ですね。
流行の髪飾りと組わせて使うこともできますので、撮影やお支度される店舗の美容師さんにご相談になってみてください。
水鳥のショール
成人式のショールと言えば、白くてふわふわの「水鳥」のショールですよね。
成人式、もしくはその前後あたりのお正月(初詣)でしか使えないショールなので、お持ちでない場合は 新品を買う、レンタルするというのもオススメです。
水鳥のショールは、大変劣化しやすいものなので、例え20年前にママが1度しか使っていなかったとしても、 もう使えないと思っていただいて間違いないと思います。 モサモサと毛が抜けて、あっと言う間にショモショモになってしまいますから。
お姉ちゃんのショールの場合でも、何度か使っているものの場合は、だいぶヘタッてしまっている恐れがありますね。 その意味で、中古品はやめておいた方が無難です。 見た目はキレイでも、使っているうちに崩壊する恐れがあるように思います。 リサイクルで買うのであれば、手に取ってきちんと確認してみてください。
水鳥にこだわらなくても、振袖に合うものであれば、ブルーフォックス・ミンクのような毛皮タイプでも良いです。 色は白じゃなくても構いません。
毛皮やフェイクファーのショールの良いところは、雨や雪になったとしてもヘタリにくくて温かいということですね。 水鳥のショールで大雨・大雪の場合は、ペショペショになってしまって、かえって冷たい思いをするかも・・・デス。
足袋
当たり前の話ですが、足袋は足のサイズに合った、新しいものをご用意ください。
キレイに洗った足袋であれば、新品である必要もありませんが、黄ばんでいたり汚れがあったりしては、せっかくの成人式の振袖が台無しですよ。
前撮りでレンタル着物を着る場合。
成人式当日のお出かけにはお家にある振袖を着ると決めたけど「写真は今流行の着物で撮っておきたい」とお考えの方、・当日着物は着ないけど「振袖の写真は撮っておきたい」と思う方は、 スタジオコース(撮影時だけレンタル)の利用がオススメです。 ママ振りと2着着ることもできます。
■スタジオコース撮影の様子
撮影中だけ着る振袖なので、お出かけコースに比べるとお安い価格でレンタルできます。 店舗によっては、衣裳チェンジが無料だったり、 ドレスを組み合わせることができたりもします。
アルバムで写真を記念に残しておきたい方には、スタジオコースのレンタルは、最適ですね。
仮絵羽(未仕立て)の着物を着ることはできませんが、写真のためだけの着付けになるので、多少サイズが合わない場合でもなんとかなっちゃったりもいたします。 見えないところで、とめたりつまんだりできますから。
成人式当日は、はんなりと「正統派のヘアメイク・着付け」でお出かけをすることにして、前撮りは「ちょっと雑誌のモデルさんみたいな派手な装い」にする という方も多いです~。 ネイルに凝ったり、髪飾りに凝ったり、チュールや帽子をアレンジしたり。 ご予算が許すのであれば、レンタル着物とママ振袖(当日用)の両方で 写真を撮っておかれると良いと思います。
前撮りする場所を選ぶときのポイント。
前撮りで着物の記念撮影をする場合、お店選びのポイントは、以下のとおりです。
■振袖の記念撮影をする場合、お店選びのポイント
- ・着物にこだわる。
⇒スタジオ用振袖の品揃え。 - ・写真の雰囲気にこだわる。
⇒背景・小物(傘や鞠)・ポージングが好みかどうか。 - ・アルバムやデータ販売にこだわる。
⇒どんなアルバムができるのか?デジタルデータの販売はあるか? - ・予算と価格は見合っているか?
⇒アルバムの価格。データの価格。 衣裳チェンジやヘアメイクのサービスはどうか?
着たい着物が見つかったけど・・・・・・
- 写真はお見合い写真のような2面・3面タイプしかないとか。
- おばあちゃんやママの分を自分でアルバムに作りたいのに、データ販売が無いとか。
- 2冊3冊アルバムを注文すると、ものすごい金額になってしまうとか。
- お洒落な背景で写真を撮りたいのに、グレーのスクリーンしかなかったとか。
- 傘や鞠を持って撮りたいのに、小道具が何もなかったとか。。。
スタジオや店舗によって、出来上がる写真の雰囲気やクオリティーには大変な差がありますので、ご自身のイメージに 1番あったところを選ぶ必要があります。 全ての希望を叶えてくれるようなお店が見つかればベストですが、なかなかそうもいかないのが 現実だと思いますので、その場合は「何に重きをおいてこだわりたいか?」を明確にしておく必要がありますね。
■らかんスタジオさんの振袖柄のアルバム(ご自身の振袖の柄が入る新作だそうです)
「お出かけ用の着物にお金がかからない分、写真やアルバムに高めの予算を当てたい」という場合には、 しっかりと下見をして満足のいくお店選びをしてください。
「写真なんてどうせ後から見たりはしないから、どうでもいい」とおっしゃる方は、無理に前撮りをする必要はないと思いますが、 40歳50歳になった時に「若い頃のちゃんとした写真が欲しかった」と思っても後の祭り・・・・・・もうどうにもなりません(笑)
着物もアルバムもこだわらないけど、とりあえず写真は撮っておきたいという場合については、「成人式の前(後)撮りと家族写真」に 書きたいと思います。
ママ友に密着!娘の振袖&前撮りスタジオ選び
先日(2017年5月10日)、2019年に成人式を迎えられるお嬢さんを持つママ友にくっついて、前撮り・当日支度のできる 店舗さんの下見に行ってきました。
2017年の春の時点ですでに、2019年ご成人式の予約合戦は始まっているんですねー! 下見にいらっしゃる方は、とても多いと伺いました。
行ってみて思ったのは、最初はママだけの下見でいいんじゃないかな?ということです。
たぶんですけど、親娘で一緒に行ったならば、最初の1店舗目であれこれと何枚もの着物の試着をすることになり、 ご本人さま(お嬢様)はそこでうんざり。 疲れてしまって、もうどうでも良いような気分になっちゃうので、後は店員さんの勧められるままに、 最初のその店で「ご成約」となって終わりそうです。
友人に聞いた話では、あっちもこっちもと複数店舗見て回った方はあまりいらっしゃらないようだということですし、親子で回ることが できるのは、せいぜい2軒程度と思います。 そして、大抵の方はそこで決定されるみたいです。
最初の店舗さんで気に入った着物に出逢うことができたならば、無理に何店舗も足を運ぶ必要はありません。 たくさん見れば見るほど、 どれが良いと思ったのか?わからなくなってしまいますから。 ただ、着物選びだけでなく、写真や支度やもろもろのサービスも気になる方は、いろいろご覧になった 方が良いと思うのです。 このサイトにご訪問くださって、こんなに長い記事に目を通してくださったということは、「振袖や成人式に興味をお持ちの方」なのだと思いますので、なおさらですね♪
もちろん、大量に届いたDMの中から候補となる店舗を厳選してもいいですし、お友達のご紹介特典を利用するのも良いと思いますが、 実際に行ってみないとわからないことがあるのも確かです。
ママだけの下見の場合は「今度、娘と一緒に来ますから!」の一言で、しつこくされることもありませんので安心です。 とりあえずは、ママだけ もしくはお嬢様だけでいくつか下見に行っていただいて、その後「ここかここ」・・・と気に入った店舗さん(2件程度)に行くのが良いのではないでしょうか。