お宮参りで赤ちゃんに掛ける着物(初着・産着)の使い方について
お宮参りの記念撮影や宮詣で掛け着を使う場合のかけ方は? 動画でもご紹介しています。
■目次(目的の場所に飛びます)
お宮参りの祝い着・かけ方について
赤ちゃんに「掛け着(かけぎ)」を掛けて「初宮まいり」をする場合の、掛け着のかけ方についてです。
4種ほど、かけ方を変えて動画にしましたので、ご覧になってみてください。
◆初宮まいりの赤ちゃんの祝い着かけ方
上着と下着の付け紐を袖に通す方法
ワタシがお世話になっていた写真館では、この方法をとっていました。 袖に付け紐を通すことで、 掛け着の柄の良いところが隠れることなく、見た目が良いです。
下着の付け紐だけを袖に通す方法
上着の付け紐がそのままなので、掛け着の裾がキレイに広がります。 ただし、上着と下着の付け紐が重ならないので、 少し結びにくいです。
付け紐をそのまま背中で結ぶ方法
付け紐を袖に通したりはせず、そのまま背中に回して掛ける方法です。 昔の和装の本を見ると、 大抵はこのように掛けている写真になっています。 我が家の息子のお宮参りも、このかけ方で使用しています。
袖が下がるので、一つ身の背中の柄が隠れますが、掛けるのは1番簡単です。
下着を抜いて上着だけかける方法
下着を抜いて上着だけ掛ける方法は、正式な使い方ではありませんが、暑い日などにおすすめです。
祝い着の下着と内袖はとても重いので、中を抜くと軽くて扱いやすくなります。 近くで見ると、多少ヘロンとして見えるかもしれませんが、 写真に撮ってしまえばわかりません。
写真館で撮影する際には、あえて下着は抜いていました。 袖口から余計なもの(白や水色の袖)が出てこないようにして、 写真の衣装をスッキリとキレイに見せるためです。 赤ちゃんの撮影は時間勝負というところもあるので、ポージングの時間を短縮するメリットもありました。
掛け着のかけ方のポイント
掛け着のかけ方に、特に決りはありませんので、臨機応変に使ってください。 なによりも赤ちゃんの負担にならないということが、大事です。
- ・赤ちゃんは抱きやすい向きに抱く。(利き手が使えるように抱くのがおすすめ)
- ・赤ちゃんの頭の方を下になるように、抱き手の背中で斜めに紐を結ぶ
- ・余裕があれば、付け紐を袖に通すと柄がキレイに出せる
- ・お守りやお祝いの品(扇子やデンデン太鼓)は、下側の付け紐に通して下げる。
(無くても可。落とさないように注意してください。)
レースケープのかけ方
お宮参りのレースケープのかけ方も、和装の祝い着と同様です。
◆レースのケープの使用例
お守りをお持ちの場合は、和装祝い着と同様に「付け紐に通して背中に下げて」ください。
◆お守りのかけ方
※結んだ付け紐に、後から付けても構いません。