振袖着付けの補整に使うもの。ガーゼ・脱脂綿・タオルについて|お祝いの着物

振袖の着付けの補整に使うもの(振袖持ち込み・小物リストのガーゼ・脱脂綿・タオル)について

振袖のお支度(着付け)をしてもらう際に、持っていく物のリストに掲載されている場合があります。 補整に使う「ガーゼ・脱脂綿・タオル」についてです。 

レンタル(必要なもの一式含む)の場合は、店で用意をしてもらえますが、振袖や帯をお持ち込みして着付けをしていただく場合には、補整用品は自分で用意しないと いけないことが多いですね。 (※レンタルコースでも、場合によっては「持ってきてください」と言われることがあります。)

着付け補整用のガーゼやタオルはどんなものを用意すべきか?について、ご説明させていただきます。


 

振袖の着付けに使うタオル

成人式着付け「お持ち込みリスト」に書かれている『タオル』は、一体どんなタオルがベストなのか?というお話です。

ベストなタオル

  着付師さんにもよるかとは思いますが、ワタシ的には「粗品でいただけるような薄手の浴用タオル」を持ってきていただけるとありがたいです。


 

タオルの大きさ(長さ・厚みなど)

長さ的には、フェイスタオル。 ミニタオル(ハンドタオル)では短いですし、バスタオルでは大きすぎます。

厚さは、手ぬぐいみたいにペラペラでも困りますが、フカフカで分厚いブランド物のようなタオルを持って来られても使いづらいです。

ふかふかタオル

タオルは、ウエストのくびれに巻いたり、腰のくぼみ(お尻の上)に乗せたりして、ボディの凹凸を無くすために使います。 また、 胸を鳩胸に作るためにデコルテに入れたりもするからです。

  • ・短いタオル
     ⇒ウエストに巻くことができない。
     ⇒デコルテや腰に乗せるにも、長さ・ボリュームが足りない。
  • ・フカフカの厚いタオル
     ⇒太って見える。
     ⇒凹みを無くすはずが逆に凸ってしまったりする。

場合によっては、縁を切り落としたり等、少しハサミを入れさせていただくこともありますので、ダメにしても惜しくないようなタオルをお持ちになることをオススメします。 その際は、 切って使っても良いということを、あらかじめお店の方に伝えておくと良いです。 

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タオルの色柄

振袖の補整は、透けて見えたりしないので、タオルの色柄は特に意識しなくて大丈夫です。

水玉でも花柄でも、会社名が書いてあっても構いませんし、白でなくても問題ないです。

補整タオルの色柄

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使い古しのタオルでも良いか?

補整に使うタオルは、新品でなくても構いません。 むしろ、数回洗ってあるようなタオルの方が、カラダに巻いた時に気持ちが良いかもしれませんね。

できれば避けていただきたいのは、ゴワゴワだったり・カビが出ているようなタオルです。

「切っても良いような、使い古しのタオルで良いです」とお伝えすると、時々、黒い点々の出ているゴワゴワのタオルをお持ちになられる方がいらっしゃいます。

補整タオルなので、年季の入ったタオルでもダメではないですが、「そのタオルをお腹や胸に巻くのは、お嬢さん的にどうなのかな~?」と思ってしまうようなのは避けてください。

ということで、ワタシが「ベスト」だと思うタオルは、「粗品の浴用タオルや100均の薄いフェイスタオルの新品・もしくは新し目のものを、事前に洗って乾かしたもの」です♪

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持って行くタオルの枚数

タオルの枚数は、指定があればその指定に従ってください。 一般的には、5~6枚くらいと言われることが多いかと思います。

前述したように、身体の凹凸を無くすために使うものなので、腰パッド等の補整用品をお持ちでしたら、その分少なくても大丈夫です。

ただし「使い慣れないパッドを使うよりは、タオルの方がやりやすい」という着付師さんもいらっしゃるので、一応、指定枚数は揃えることをオススメします。

ものすごく痩せていらっしゃるお嬢様の場合など、指定枚数のタオルの他に、手ぬぐいやミニタオルをお持ちになるのも良いと思いますが、10枚も20枚も必要ないです。 当然、 使わなかった分は持ち帰ることになるので、荷物になる分面倒です。 

予備に~と、ものすごい枚数のタオルをお持ちになる方がいらっしぃますが、そんなにたくさんは要らないです。

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振袖の着付けに使う脱脂綿

振袖の着付けに使う「綿・脱脂綿」は、細かくカットされていないものを、お持ちください。

脱脂綿

脱脂綿の使い方は、三角だったり長方形だったりと着付けさんによって違いますので、ご自分で切らずにそのままお持ちになってください。

上の写真は「500g」という大容量ですが、振袖の着付け一回分なら、50gもあれば十分かと思います。

補整綿

タオル同様、脱脂綿も新品である必要はありません。 もしも、ママやお姉さんが着付けで使った脱脂綿がたくさんあるような場合には、 切ってあってもその脱脂綿でも代用可能と思います。

ただし、分量やカットの仕方など、事前にお店の方に「手持ちの補整綿」を見ていただいておいた方が安心ですね。

脱脂綿もまた、身体につけて使うものなので、色が変わっていたり・ゴミが付いているものは避けてください。

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振袖の着付けに使うガーゼ

振袖の着付けに使う「ガーゼ」は、長くロールになったものをお持ちください。

巻きガーゼ

5メートルくらいのガーゼと指定されることが多いようですが、自宅に「着付けの補整で使ったガーゼ」があれば、使用済みでも構いません。 

大体、胴回りに3周半くらい巻ける長さがあれば大丈夫だと思います。 (ワタシの場合は、350cmくらいでした。)

ガーゼは2つ折りにして巻いておいて、胴回りや胸に巻きつけて使います。 脱脂綿やタオルをしっかり固定させるためです。

巻きガーゼのイメージ

余った分で「胸当て」というものを作ることもありますので、ガーゼも指定の長さがあった方が良いとは言えます。

ただ、ある程度臨機応変に使われるものなので、「5メートルと言われたけれど、2メートル+3メートルの2ロールになってしまった」等という場合でも大丈夫とは思います。 もちろん、 50㎝が10枚なんていうのは、NGですけど。(巻けないから)

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晒ガーゼでも使えるか?

和装用の晒に、ガーゼタイプのものがあります。 晒よりも目が粗く、少しガーゼのような織りのタイプです。 上記のガーゼよりは地厚でしっかりしています。

晒ガーゼ

補整のガーゼは、綿やタオルを固定するために巻くものです。 晒ガーゼを巻きガーゼの代わりにすると、少し苦しいと感じられるかもしれません。

使えないということはないのですが、晒の方が巻いた時にきつくなる(伸縮性がない)ため、苦しいことに敏感な方には向きません。  逆に、ビシっとしっかり巻いて欲しい方には良いかもですけど。

腰紐や帯だけでも苦しいと感じる方は、一番下の補整が苦しかったら、丸1日着ていることは辛いですね。

ということで、晒を、胸当てや補整パッドを手作りするための生地として使うのはありですが、巻きガーゼの代わりとしてはオススメしません。

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