七五三3歳被布セット(ポリエステル製)洗い方

七五三・3歳被布セット(ポリエステル製)を手洗いする方法

リサイクルショップで、可愛い3歳用の被布セットを購入しました。 残念ながら、目立つところに汚れがあります。

七五三リサイクル被布セット汚れ

洗濯表示では「手洗い不可・専門店で」と書いてありましたが、ポリエステル製でしたので、自分で洗ってみることにしました。 結果的に、とてもキレイになりましたので、手順をご紹介いたします。

※自宅での手洗いは、自己責任でお願いします。


 


 

リサイクル被布セット・汚れの状態

 

まずは、中古でお安く買った「リサイクル被布セット」の内容と状態をご覧ください。

中古で買った被布セット

被布・長着・長襦袢・髪飾り・巾着・草履

汚れの状態

■被布:胸元上部と左衿に薄茶色のシミっぽい汚れ

胸元の汚れ
左衿の汚れ

■長襦袢:半衿のキワに皮脂汚れ

半衿の皮脂汚れ

■長着:裾内側に泥汚れ・袖口に皮脂汚れ

裾の汚れ
袖口の汚れ

■巾着:薄茶色のシミっぽい汚れが少し

巾着の汚れ

■草履:泥汚れ

草履の汚れ
草履裏の汚れ

写真で見ると、軽い汚れのように感じるかもしれないですが、実際には地色が白色ということもあって、結構目立つ気がします。 中古をリサイクルショップで買ったという 気分的なものもあるかもしれませんが、ちょっと「汚いイメージ」を感じますので、このままでは七五三祝いの晴れ着としてはふさわしくありません。

ちなみに、商品の洗濯表示はこんな感じです。(上から順に「被布・長着・長襦袢」)

被布の洗濯表示
着物の洗濯表示
長襦袢の洗濯表示

表示的に自宅での洗濯はNGですが、使えないモノを持っていても仕方が無いので、自宅で手洗いに挑戦してみることにしました。 ご参考としていただける 場合にも、自己責任でお願いいたします。

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洗う前にすること

 

市販のポリエステル製被布セットを自宅で洗うには、最初にしておいた方が良いことがあります。 少し手間かもしれませんが、 やるとやらないとでは、大きく仕上がりが変わりますので、ぜひやるようにしてください。

被布飾りを外す

被布飾りを外す
被布飾り

被布飾りには、紅白の房が付いていたり、綿入りの細工物や繊細なつまみ細工が付いていることが多く、壊れたり・色落ちしたりする可能性が高いので、 事前に外しておいてください。

後から元の位置に付け直ししますので、付いていた場所を覚えておいてください。

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伊達衿を外す

 

長着の伊達衿
重ね衿

伊達衿(重ね衿)は、上の写真の真っ赤な細い衿のことです。 付いていない場合もあるかもしれませんので、なければ無いで構いません。  色があせたり、色落ちしたりしやすいので、外しましょう。 伊達衿を洗いたい場合には、単品で色落ちに気を付けながら洗ってください。

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肩上げ・腰上げを外す

肩上げ
腰上げ

使用前のお手入れの場合で、長着のサイズがお子さんに合っている場合(肩上げ・腰上げ済みの状態で)には、無理に外さなくても良いですが。  使用後(仕舞う場合)であったり、サイズの調整をしないといけない場合には、糸を解いて外してしまいましょう。 その方が、キレイに洗うことができます。 (縫ってあるところに汚れが入り込むため)

長襦袢も、サイズが合わない場合には外しちゃってください。

長襦袢の肩上げ

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長襦袢の半衿を外す

半衿を外す

着物や長襦袢と同様に、半衿がポリエステル製の場合には、襦袢に付いたままの状態で洗えないこともないですが、外した方が汚れをキレイに取りやすいです。

どうしても汚れが残ってしまう場合には、衿の折れ線を少しずらしたり、中心をつまんで汚れの目立たない部分が出るようにしたりして、半衿のつけ直しをすると 汚れを隠して使えますので。 洗う際に外した方が都合が良いです。

半衿の折り直し
半衿の中央を詰める

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洗い方と脱水を動画で紹介

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自分で洗う場合のポイント

■使用する洗剤

ポリエステルは、水で縮むことはないと思いますが、風合いや質感が少し変わったり、ハリがなくなったりする可能性はあるかと思います。  使用する洗剤は、蛍光剤無配合で中性のものをおすすめします。 ワタシはエマールを使いましたが、台所用の食器洗い洗剤を薄めて使う方も多いようです。

エマール
洗った方が衣類長持ちエマール


 

■洗う順番

洗う際には、「汚れの軽いもの・色の薄いもの・色落ちしなさそうなもの」から洗いましょう。 同じ洗濯用液を使って複数枚洗ってから、順に濯ぐとした方が作業が楽です。

半衿を洗う

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■下前(右身頃の裾)など、見えにくいところで試し洗いを

動画でワタシはやっていませんが、本当はまるっと洗う前に、「見えにくいトコロ(隠れる場所)で試し洗い」をした方が良いです。 万一何かあった場合に、 被害が少なくてすみます。

試し洗いをする


 

■汚い水は使わない。

汚れた水から色が付いたり、汚れが戻ったりするので要注意です。 洗濯水が汚れてきたと感じたら、一度流してキレイな水に変えてください。 (洗剤も入れ直してね) 

汚い水
洗濯水を交換

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■グシャグシャにしない。

汚れた部位は揉み洗いしたくなりますが、極力シワになるようなことは避けてください。 固形石鹸をこすりつけて、指や爪を使って、汚れをやさしくこすり落とすイメージです。

洗濯水に浸ける際も、畳んだ状態で沈めて押し洗いします。 濯ぎの時も、丁寧に揺らすようにしてください。 上下を逆にしたり、そっと畳む面をずらしたりして、くちゃくちゃにならないように気を付けて ください。

■脱水はバスタオルにくるんで。

脱水は、広げたバスタオルの上に畳んだ状態で重ねて包みます。 洗濯機の脱水で1分間もすれば十分です。

脱水の前
バスタオルで包む
脱水機


 

■手で叩いてシワを伸ばして干す。

脱水後は、竿や着物ハンガーなど袖を広げた状態で、風通しの良い日陰に干してください。

着物を干す
日陰に干す

干す際に、手で良くシワを伸ばしておくと、あとでアイロンをかけずともキレイに仕上がります。

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伊達衿&半衿等を付ける。(戻す)

着物や被布が乾いたら、外したパーツを元に戻します。

■伊達衿を戻す。

伊達衿は、輪(縫い目じゃない方)を上に、背中心に伊達衿の真ん中がくるようにセットします。 その際、 衿肩あきの間は、着物の衿から伊達衿が見えないように、数ミリひかえるように置いてください。

伊達衿付け方

衿肩あき(衿のカーブのところ)で丁度ピッタリ。 そこから前の衿先に向けては伊達衿が5mmくらい見えるようにマチ針でとめます。

伊達衿

上前の衿先から、ぐるっと伊達衿を縫い付けます。 並み縫いでも、しつけ縫いでも、くけ縫いでも、縫いやすい方法で縫ってください。  着物の表に縫い目が出なければ、縫い方は特に限定しません。 布地の枚数が多く厚くなるので、くけるのが1番楽に縫えるかもしれないです。

伊達衿を着物に付ける。

背縫いを中心に、左右対称に同じ長さになるように振り分けて縫ってください。

 

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■半衿を付ける。

今回は、刺繍半衿の真ん中(無地部分)をつまんで縫って、刺繍部分が上に上がるように手を入れました。

半衿付け方

3歳さんは首が短いので、刺繍が中央(上部)近くにあった方が、柄がたくさん出るかと思います。 中心の縫い目は、着てしまえば見えないので問題ないです。

子どもの半衿

※半衿は、7歳のお祝いでも使えますので、切らずにつまんで縫ってつめてください。

半衿の真ん中を背縫いに合わせて、まずは長襦袢の表衿側から縫い付けます。 普通、刺繍半衿の柄が左右対称になるようにつけますが、柄自体は多少ずれても大丈夫です。  ただし、半衿の長さは左右同じになるように、端で調節してつけてください。

長襦袢の半衿の長さ

半衿刺繍が出ない時

関連記事:半衿刺繍が出ない時。

七五三3歳用の長襦袢の刺繍半衿。 刺繍が隠れてしまって見えない時の対処方法。 半衿の付け方。

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■被布飾りを戻す。

被布飾りは、付外しが楽にできるように安全ピンでとめるようにしました。 転んだ時など、安全ピンでは不安な場合は、糸で縫い付けるようにしてください。

房飾りに安全ピン
房飾りを安全ピンで付けるイメージ

房飾りをつける位置は、洗濯前(取り外す前)についていた場所です。 多少ずれても良いですが、なるべく同じ位置に戻すのが良いと思います。

房飾りの付ける場所

安全ピンを付けた場合は、長期保存前には被布から外すようにしてください。 ピンが錆て、茶色いシミが付いてしまう危険があります。   ブローチ感覚で被布を使う時だけつけるようにして、使用後はピンをキレイに拭いてしまってください。

被布セットの仕舞い方

湿気に当たらないように、ビニール袋に乾燥剤(おせんべいやのりについている小袋)と一緒に仕舞っておくと良いです。

草履と巾着も洗ってみました。

草履バッグを手洗い

■草履は洗える?

草履洗える?

洗えるか?洗えないか?と言えば、今回は一応洗えましたけど。

ただ、鼻緒の裏やつぼの本天(ビロードの赤い部分)は、色落ちする可能性があると思ったので、どぶんと草履を水に浸けて洗うのは避けた方が無難かもしれません。

ワタシはまるっと水洗いしちゃいましたが、鼻緒が少し硬くなった(乾いたら)気がしないでもないので、気になる部分の汚れを、濡らしたタオルで拭く程度にとどめることをオススメします。

草履の汚れ

草履の台が濡れないように、底だけを洗うのはアリです。 濡らしたブラシで、泥汚れを落とすように洗ってください。

草履の底を洗う

布製の草履ではなく、エナメルタイプの草履でしたら、乾いたタオルで拭くだけでもかなりキレイになると思います。

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■バッグ(巾着)は洗える?

巾着バッグを洗う前に、赤い紐は外しました。 色落ちする可能性が高いです。

巾着の紐

本ページでご紹介している被布セットの巾着バッグは、着物と同じポリエステル素材でしたので、布地部分は問題なく洗えました。

ただし、問題は底板です!

なんと、紙製の底板(厚紙)が入っていたので、水に浸けたら底の四角い部分が、べにょべにょになってしまいました。(涙)

乾いてみたら、一応使える程度には戻りましたけど、そのままにしておくと黄ばんでくるような気がしましたので。  底部分の縫い目を解いて、底板を丸いアクリル板(プラスチックケースを丸く切って使用)に取り換えました。

巾着バッグ丸く
巾着バッグの底丸

被布セットのバッグは、洗わない方が良いと思いますが、どうしてもと思う場合は、底板の素材を確認してください。 厚紙が入っているようなら、 取り出してから洗った方がキレイに洗えますし、バッグのダメージを避けることができると思います。

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仕上がりは新品みたいに♪

洗い上がった3歳の晴れ着を、トルソーに着せてみました。 浴衣用の兵児帯を三尺帯に使っています。

長着トルソー
3歳長着と兵児帯

被布も着せるとこんな感じです。

被布
被布横から

まるで新品みたいに、すっきりキレイになった気がします。

リサイクルの被布セット

今回ワタシは、リサイクルショップで買った被布セットをお手入れしていますが、お姉ちゃんが使った3歳のセットを妹さんに(または、従妹さんに)等の場合も、ぜひ ご参考にしていただけましたら嬉しいです。

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